【全公開】10坪15席の個人飲食店を開業するのに「総額800万円」かかったリアルな内訳を暴露(スケルトン物件・新品購入)

どーもVOXです

「個人で飲食店を開業したいけど、初期費用っていくら必要なんだろう…」

「10坪くらいの小さなお店をスケルトンから作ったら、どれくらいかかる?」

「内装工事や新品の厨房機器の具体的な内訳を知りたい!」

飲食店を開業する際、一番気になるのが「実際いくらお金がかかったのか」というリアルな費用の問題ですよね

ネットで検索すると「居抜きで安く開業!」みたいな記事ばかり出てきますが、理想のお店を作るためにスケルトンから作ったり、故障リスクを避けて新品の厨房機器を揃えた場合の「生々しい見積もり内訳」はなかなか見つかりません

僕は過去に、10坪・15席の店舗をスケルトン状態からゼロで作って開業し、4年間ワンオペ経営していました

結論から言うと、10坪15席の店舗をスケルトンから新品設備で開業した初期費用は「総額 約800万円」でした。

しかし実は、最初に取った相見積もりでは「1,000万円オーバー」と言われ、一度は開業を諦めかけました……

この記事では、僕が実際にかかったリアルな初期費用の内訳や、1,000万の見積もりからどうやって予算内に収めたのかという裏話まで、隠さず全公開します!

本記事の内容

  • 10坪15席の個人飲食店開業にかかった初期費用の総額(約800万円)
  • 最初の見積もりは1,000万円!?相見積もりで350万円削ったリアルな理由
  • 【内訳公開】物件契約・スケルトン内装工事・新品厨房機器のリアルな費用
  • Wi-Fi工事や融資保証料など「意外とかかる見落としがちな費用」
  • 後悔】後から追加は不可能!10坪ワンオペで「食洗機」を諦めて地獄を見た理由
  • まとめ:初期費用を抑えて手元に運転資金を残そう

本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、

  • 飲食業歴約20年
  • カフェバーのチェーン店で店長経験7年
  • 10坪15席のイタリアンバルを4年間経営
  • スケルトン物件からの施工・新品設備の調達までワンオペ開業を経験

【全公開】10坪15席の開業にかかった初期費用の一覧表(総額 約800万円)

まずは、僕が10坪15席の店を開業した際にかかった費用の全体像です

※なお、ここで紹介する金額は、僕が愛知県で10坪15席のイタリアンバルをスケルトン物件から開業した際に実際にかかった費用です
地域や物件の状態によって金額は変わりますが、一つのリアルな事例として参考にしてください

項目費用(概算)主な内容
物件契約費用約62万円保証金(敷金)、前家賃、仲介手数料など
内装・設備工事費約468万円スケルトンからの造作、給排水、電気、吸排気、看板等
厨房機器・調理器具約150万円コールドテーブル、冷凍冷蔵庫、エスプレッソマシンなど新品調達
客席備品・インテリア約65万円テーブル、椅子、グラス、(食器類は一部譲渡)
レジ・通信・システム約30万円Wi-Fi工事費(約25万円)、レシートプリンターなど
販売促進・その他約25万円メニュー表作成、保健所・消防申請、融資保証料(約15万円)
合計約800万円

「スケルトンから作るとやっぱり400万円以上かかるのか」「通信工事や保証料ってそんなにするの?」など、具体的なイメージが湧くと思います

ロゴやメニュー表、看板デザインなどはプロに頼むとそれなりに費用がかかります
予算を抑えたい場合は、ココナラなどで個人デザイナーを探して安く作ってもらうのも手ですね

それぞれの詳細を深掘りします

【裏話】最初は見積もり1,000万円!?相見積もりで判明した「350万円の差」

実は、最初からスムーズに約800万円で収まったわけではありません

開業準備の際、店舗マッチングサイト経由で3社の内装業者に相見積もりを依頼しました

しかし結果は……

  • A社: 連絡なし
  • B社: 現地内覧に来るも「こりゃ無理だわ、無理無理」の一言で終了(何が無理なのか教えてくれよ!笑)
  • C社: 親身に対応してくれたものの、内装・厨房・客席を合わせると「約1,000万円」の見積もり

資金的に「1,000万円は流石に無理だ……」と一度は開業を諦めかけました

しかしギリギリのところで別の業者(D社)を見つけることができ、そこが「約650万円(内装+厨房+客席)」で提案してくれたおかげで、なんとか開業にこぎ着けました

なぜ同じ10坪で350万円も差が出たのか?

誤解のないように言うと、1,000万円を提示したC社が悪かったわけではありません
非常に良い方でしたし、提案の「仕様」が全く違ったのです

主な違いは以下の3点でした

  1. グリストラップ(油取り装置):C社は床を掘削して埋め込むガチな工事、D社は床上に設置する簡易的なタイプ
  2. 壁・天井の仕上げ:C社は綺麗に壁紙や天井を張り渡す仕上げ、D社は鉄骨むき出し&ブロック壁を黒く塗装するスタイリッシュなスケルトン仕上げ
  3. 客席の家具:C社はガッチリした業務用高級家具、D社はネットでも購入できるコストパフォーマンスの高い家具

お金に余裕があればC社のような仕様にしたかったですが、「見せ方や設備の仕様を変えるだけで350万円も浮く」というのは、相見積もりをとって心から良かったと思える瞬間でした

※スケルトンからゼロで作ると資金も労力もかなりかかります
資金面のリスクを抑えたいなら、既存のノウハウがあるフランチャイズなどを比較して選択肢を広げておくのも一つの手かもしれません

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初期費用のリアルな内訳と詳細

1. 物件契約費用:約62万円

物件取得費として、保証金(敷金)、前家賃、仲介手数料などを合わせて約62万円でした

2. 内装・設備工事費:約468万円(税抜見積もりのリアル)

最終的に決定した業者での、実際の工事費の内訳(税抜き)は以下の通りです。

  • 造作工事: 2,200,000円
  • 電気設備工事: 600,000円
  • 給排水設備工事: 435,000円
  • 吸排気工事: 400,000円
  • 仮設工事: 150,000円
  • 看板工事: 141,000円
  • 諸経費・管理費類: 335,000円

天井をあえて貼らず鉄骨むき出しにしたり、ブロック壁を黒塗りにすることで、カッコいい雰囲気を残しつつ工事費を限界まで削り込みました

3. 厨房機器・調理器具:約150万円(すべて新品で揃えた理由)

営業中のトラブルや故障リスクを避けたかったため、厨房機器は中古を使わず「すべて新品」で揃えました

主な購入リストと実際の費用は以下の通りです

  • 冷凍冷蔵庫: 240,000円
  • ガスレンジ: 175,000円
  • エスプレッソマシン: 150,000円
  • 製氷機: 130,000円
  • コールドテーブル: 120,000円
  • ワインセラー: 72,000円
  • 湯煎機: 55,000円
  • 2層シンク: 53,000円
  • 1層シンク: 38,500円
  • 運搬接続費: 118,200円

グラスや備品の一部は知人から譲ってもらえたものの、これらを新品で一式揃えると約150万円ほどかかりました。

4. 見落としがちな「通信工事費」と「融資保証料」

見積もり段階で見落としがちなのが、システム費や諸経費です

  • レジ・通信(約30万円): 店舗に光回線を引くための通信工事費だけで約25万円かかりました。
  • 販売促進・その他(約25万円): 意外と知られていませんが、信用金庫などで融資を受ける際、信用保証協会に払う「保証料」が約15万円かかりました

※ちなみに店舗の光回線はどこを選ぶかで工事費や特典が変わってきます 開業費用を少しでも回収したいなら、即日キャッシュバック等があるビッグローブ光などをチェックしておくといいかもしれません

ビッグローブ光なら【ビッグローブサイト】

レジシステム自体は「Airレジ」と「Airペイ」を導入したため、月額固定費0円・端末代0円で抑えることができ、通信工事以外のレジ機器代は最小限で済みました

※ワンオペ店舗でのAirレジ、Airペイの使い勝手や決済手数料については、こちらの記事で詳しく書いています

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【後悔】後から追加は不可能!10坪ワンオペで「食洗機」を諦めて地獄を見た理由

相見積もりを駆使し、内装を工夫して予算内に収めた僕ですが、「最初に入れておかなければ絶対にダメだった…」と4年間ずっと後悔した設備があります

それが「食洗機(食器洗浄機)」です

「後から必要になったら買えばいいや」「10坪だし手洗いでいけるでしょ!」と予算の都合で購入を見送りました

しかし、これが最大の失敗でした

10坪の長方形店舗という限られたスペースで、カウンター席と客席、そして厨房の導線をミリ単位で計算してレイアウトを作ったため、オープン後に食洗機を置くスペースは物理的に1cmも残っていなかったのです(笑)

実際の図面がこちらです

厨房の通路幅は600mm、シンク・コールドテーブル・ガスレンジ・製氷機でビッチリ埋まっています 後から食洗機を入れたくても、どこかを解体して工事し直さない限り、絶対に設置できないレイアウトになっていました

結果として、ピーク時に皿やグラスが山積みになっても、ワンオペで調理・接客をしながら冷たい水でひたすら手洗いし続けるハメに……

狭い店舗だからこそ、「食洗機などの大型設備は後から追加できない」という前提で、設計段階から組み込んでおくべきだったと猛烈に後悔しました

レジ周りの初期費用・固定費は「Airレジ・Airペイ」で削るのが正解

スケルトン工事や新品機器でお金がかかる分、削れるところは徹底的に削るのが開業を成功させるコツです。

一番削りやすいのが「レジ周りの費用」です

昔ながらのPOSレジを導入すると数十万円〜100万円単位で飛びますが、僕はAirレジ(アプリ)とAirペイ(決済端末)を使いました

  • Airレジ: 初期費用0円 / 月額費用0円
  • Airペイ: 端末無償キャンペーンで0円

店舗用のiPadとレシートプリンターさえ用意すればすぐに使えるため、内装費にお金を回したいスケルトン開業において、この「固定費0円」は本当に助かりました

まとめ:レイアウトと相見積もりを妥協せず、賢く理想の店を作ろう!

今回は、10坪15席の店をスケルトンから開業した際にかかった「リアルな初期費用(約800万円)」を公開しました

  • スケルトン開業の見積もりは業者や仕様で数百万単位の差が出る(相見積もり必須!)
  • グリストラップや壁の仕上げ、家具の選定でコストは大きく削れる
  • スケルトンからの工事費は工夫しても400万円以上は見ておくべき
  • 通信工事費(約25万)や融資保証料(約15万)など隠れた費用に注意
  • 狭い店舗の食洗機は後から設置できない!設計段階で必ず組み込むこと
  • レジ・決済周りはAirレジ・Airペイで初期費用と固定費を最小限に抑える

開業時は「予想外の出費」が必ず発生します。だからこそ相見積もりをしっかり取り、レイアウト計画を練り直し、使えるクラウドサービス(Airペイ等)を活用して削れるコストは極限まで削って、手元の運転資金を1円でも多く残してオープンを迎えてくださいね!

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