どーもVOXです
『オールドパーってどんなウイスキー?』
こんな疑問にお答えします
オールドパーの背景を知ると、知らなかった時より味が深く感じられる、、、信じるか信じないかはあなた次第です!w
・【オールドパー】について
・【オールドパーと日本の関係】について
・【オールドパーの種類(ラインナップ)】について
この記事を書いているVOXは
・ウイスキー検定2級
・ウイスキー歴10年以上
・カフェバーの店長歴7年
オールドパーと言えば日本でもなじみが多く、岩倉具視、明治天皇、吉田茂、田中角栄、、、と関連する名前もビッグネームです
では早速、そんなオールドパーを紹介していきます
ブレンデッドスコッチウイスキー【オールドパー】
オールドパーはブレンデッドスコッチウイスキーです
名前の由来は150歳まで生きたと言われる、「トーマス・パー」から名づけられました
長寿の効果をうたうため、だそうです、、、「酒は百薬の長」とは言いますが、『オールドパーを飲んで長寿を目指そう!』というのは流石に無理があると思いますw
ラベルにはベルギーの画家「ビーテル・パウル・ルーベンス」がデザインしたトーマス・パーの肖像画と生没年が描かれています
四角いボトルにも理由があり、トーマス・パーはワインを飲むとき、四角いグラスを愛用していたそうです。そこから、オールドパーも角瓶にした、ということだそうです
キーモルトはクランガンモア
オールドパーと日本の関係
冒頭でも少し紹介しましたが、オールドパーと日本は、昔からなじみがあります
まず初めに岩倉具視が、いわゆる「岩倉使節団」として欧米に渡った時に持ち帰ったウイスキーとして知られています。これは1873年のことですから、日本のウイスキー造りより前の出来事です。時代を感じますね
この時持ち帰ったオールドパーは、明治天皇に献上されました。「天皇に献上された」というだけで拍が付きますね
サントリーオールドは戦時下で誕生しましたが、この名前の由来はオールドパーにあやかった、とも言われています
その後も、吉田茂や田中角栄が愛飲していた、とされたいます
オールドパーは、最近では日本であまり知られていないウイスキーですが、一昔前には一世を風靡していたことが分かりますね
オールドパーの種類(ラインナップ)
ここからはオールドパーの種類を紹介していきます
オールドパー シルバー
オールドパー シルバーはいわゆる「ノンエイジ」です
料理に合わせやすいウイスキー、ということで誕生したシルバー
フルーティで甘く、若干スモーキーも感じます。ハイボールがよく合います
オールドパー12年
オールドパーの代名詞と言えば「12年物」
先に紹介した、日本との関係性で出てくるオールドパーはこの12年物です
加水しても、上品な甘さとスモーキーな余韻のバランスが崩れず、水割りとして和食にも相性抜群です
ここら辺が日本のリーダーに愛された所以でしょうか
オールドパー18年
18年熟成したらそりゃうまいだろ!と言いたくなる「18年物」
こちらも「芳醇な甘さ」が特徴ですが、先に紹介した2つと決定的に違うのが「舌触りの滑らかさ」です。長期間熟成の真骨頂とも言えますよね
一般的なウイスキーは冷却濾過(チルフィルター)されますが、このオールドパー18年はノンチルフィルタード(冷却しない濾過)製法で造られています
ノンチル製法の最大のメリットは「樽本来の風味が味わえる」ことです
オールドパー スーペリア
熟成のピークを迎えた原酒を、最高の技術でブレンドした「オールドパー スーペリア」
熟成のスピードは、原酒によって様々です。そのピークを見極めブレンドしているので、まさに熟練の技。奥深く華やかな味わい
なかなかお目にかかれないウイスキーです!
まとめ
今回はブレンデッドスコッチウイスキー【オールドパー】を紹介しました
オールドパーはスコットランドではもちろん、日本でも長く愛されてきたウイスキーです
日本の明治時代、戦中戦後を支えたリーダーたちに思いを馳せて飲んでみるのも粋ですよね!
是非一度「オールドパー」を味わってみてください!