どーもVOXです
熟成すればするほど個性豊かな風味になるウイスキー
ですが、ワインと違ってウイスキーは、瓶詰めされた時点で熟成は止まってしまいます。つまり、ウイスキーは購入した時以降、風味が増すことはありません
しかし、その購入したウイスキーを樽で保管してみるとどうでしょう?そう、熟成します!つまり、既製品のウイスキーからオリジナルウイスキーを造ることが出来ちゃうんです!
今回は、購入したウイスキーを自宅で熟成させて、美味しくさせることのできる「ミニ樽」を紹介していきます!
・【熟成】について
・【ミニ樽】について
・【ミニ樽】で熟成する際のポイント
この記事を書いているVOXは
・ウイスキー検定2級
・ウイスキー歴9年
・カフェバーの店長歴6年
ウイスキーの【熟成】について
まずはウイスキーを熟成させるとどうなるのか?を解説します
美しい琥珀色になる
ウイスキーの原酒は元々琥珀色ではなく、樽で熟成することによってあの皆さんが知っているウイスキーの色【琥珀色】になります
樽材の成分がウイスキーと反応して琥珀色になる、と言われています
ウイスキーも種類によって色々な「色」があります。濃い琥珀色、薄い琥珀色、等々、、、「色を愉しむ」というのもウイスキーを愉しむための一つ、と言えますね
ウイスキーの風味を良くする
ウイスキーの原酒(熟成する前)は荒く角が立った味わいで、かなりきつい印象を与えます
その味わいを、熟成によって丸くし、深みを出し、甘くします
また樽熟成させることにより、芳醇で濃厚な香りになります
風味の変化の要因も、樽材の成分がウイスキーと反応してなるそうです
つまり、【樽熟成させないとウイスキーではない】ということになります
自宅で簡単【ミニ樽】で熟成を愉しもう
「熟成」の重要性が分かったと思いますので、ここからはそんな「熟成」を自宅で簡単に出来る【ミニ樽】を紹介します
ミニ樽は1Lから5Lまでの種類がありますが、おすすめは1Lか2Lです
20㎝くらいの大きさですので、『おもちゃみたいじゃん』と思う人もいるかもしれませんが、かなり本格的です
ミニ樽は実際にウイスキーを熟成させるのに使われるオーク樽を使用!
そしてこれまた実際のウイスキー樽でも行われている「内側を直火で焼く」という作業もされています
焼くことで、甘い香りがウイスキーにつきます
見た目もおしゃれなのでインテリアとしても使えますね!
【ミニ樽】を使用する際のポイント
ここからは【ミニ樽】を使用する際のポイント(注意点)を紹介します
使用前の準備
まずは水漏れしないかチェック
当然メーカーは水漏れしていないことを確認して出荷していますが、万が一を想定して、水を入れて試してみましょう
次に殺菌消毒、漏れのチェックが終わったら75℃以上のお湯を1分入れ、樽の中を殺菌してください
アルコール度数の高いウイスキーを使用
ウイスキーを樽熟成させると、アルコール度数が減っていきます
これは樽が呼吸しているから(中身が蒸発する)
※これをエンジェルズシェア(天使の分け前)と呼びます
ですので、カスクストレングスのウイスキーやワイルドターキー8年などのアルコール度数50℃以上のウイスキーを使用することをおすすめします
安価でノンエイジウイスキーを使用する
高級なウイスキーや熟成年数が長いものは出荷された時点でウイスキーとして当然完成されています
素人の僕たちが熟成してもプロには勝てません
ですので、安価で熟成年数の低いウイスキーの使用をおすすめします(前述の、天使の分け前によってウイスキー自体の量が減ってしまうので、そういう意味でも安価なウイスキーの方が、、、w)
もしくは、購入したけど自分好みではなかったウイスキーなんかもおすすめです!
まとめ
今回は、自宅で簡単にオリジナルウイスキーを造れる【ミニ樽】を紹介しました
販売されているウイスキーは、プロフェッショナルが造っていますので、当然完成されたものです
しかし、味覚は人それぞれ。自分好みのウイスキーを造ってみるのも一興ですよね!
是非一度【ミニ樽】を使って、オリジナルウイスキーを造ってみてください!