飲食店を4年間ワンオペ経営した僕が、開業前のあなたに伝えたい3つのこと

「この記事はこんな人におすすめ」

・飲食店を開業したい
・ワンオペ営業を考えている
・開業後に後悔したくない

僕は10坪のイタリアンバルを約4年間ワンオペで経営しました。

飲食店を開業するときは、「料理がおいしくておしゃれであれば何とかなる」と思っていました。

実際に4年間ワンオペでイタリアンバルを経営してみると、苦労したのは料理ではなく、立地選びや集客、資金繰り、そして孤独との戦いでした、、、

この記事では、開業前のあなたに伝えたい「開業前に知っておきたかった3つのこと」を、実体験をもとに紹介します。

①ワンオペ営業は低リスク。でも一人ですべてを背負う覚悟が必要

僕はイニシャルコスト・ランニングコストを抑えるため、 スタッフを雇わずワンオペでイタリアンバルを始めました。

人件費がかからないため、売上が少ない時期でも赤字を最小限に抑えられるのは大きなメリットです。 実際、開業したばかりの頃は集客も少なく、ワンオペだったからこそ何とか乗り切れました。

しかし、営業を続けるうちに気付いたワンオペ最大の敵は、 「孤独」と「モチベーションの維持」でした。

僕は昔から一人時間を楽しめる人間です。大人数よりも少人数の方が好きで、孤独そのものを苦に感じるタイプではありません。

それでも、毎日の営業や経営を一人で続けることは想像以上に大変でした。

営業前の仕込み・買い出し、営業中の接客・調理・洗い物、営業後の片付け、経理、SNSの更新まで、すべて自分一人。

体力的な負担もありますが、それ以上に「今日は気分が乗らないな」と思っても、代わりに店を開けてくれる人はいません。

特に暇な日が続くと、「今日は休もうかな」「このまま続けて意味があるのかな」と考えてしまうこともあります。

誰にも相談できず、自分で答えを出さなければならない日も少なくありませんでした。

ワンオペは自由な反面、自分自身を管理できる人でないと続けるのは簡単ではありません。

開業前のあなたに伝えるなら、「ワンオペは節約のためだけで選ぶのではなく、自分の性格や自己管理能力に合っているか、一度立ち止まって考えてほしい」と伝えたいです。


② 集客は営業前から考えておくべきだった

開業当初、僕はあえて積極的な宣伝をしませんでした。

理由は、オープン直後から一気にお客様が来てしまうと、 オペレーションが追いつかず、ご迷惑をおかけしてしまうのではないかと考えたからです。

そのため、SNSでの発信や広告は最小限に抑え、まずは営業に慣れることを優先しました。

しかし、その結果は予想以上に厳しいものでした。

思うようにお客様は増えず、約4か月間は赤字が続きました。

もちろん、開業直後は知人や友人、お祝いのお客様で賑わうお店も少なくありません。しかし、その勢いが落ち着いたあとに集客で苦労するケースも多いと聞きます。

大切なのは、「オープンしたら何とかなる」と考えるのではなく、 開業前からどのようにお客様に知ってもらい、リピーターになっていただくかを考えておくことです。

SNSの運用、チラシ、Googleマップの情報整備、地域とのつながりなど、できることは営業前からたくさんあります。

開業前のあなたに伝えるなら、「料理や内装だけでなく、集客の準備も開業準備の一つとして考えてほしい」と伝えたいです。


③ 立地選びは「駅前」だけで決めてはいけない

開業前の僕は、「駅前なら人通りも多いし、お客様は来てくれるだろう」と考えていました。

実際、僕のお店は駅から徒歩1分という好立地でした。

しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。

開業して初めて分かったのは、駅前という条件だけでは十分ではないということです。

例えば、僕が出店した地域は、後から地元の方に聞いて分かったのですが、 新しいお店を積極的に開拓する人が比較的少なく、昔から通っているお気に入りのお店を長く利用する方が多い地域だったそうです。

もちろん、これはすべての人に当てはまるわけではありません。しかし、地域にはそれぞれ特性があります。

「駅前だから大丈夫」ではなく、「その地域でどんな人が、どんな時間帯に行動しているのか」を調べることが何より重要でした。

人口や駅の利用者数だけで判断せず、昼と夜の人通り、近隣のお店、お客様の年齢層、車社会なのか電車社会なのかまで、自分の目で確認することをおすすめします。

開業前のあなたに伝えるなら、「物件の条件だけを見るのではなく、その街の特性まで調べてから出店を決めてほしい」と伝えたいです。


まとめ

飲食店を開業して4年間ワンオペで経営してきた中で、「開業前に知っておきたかった」と心から思うことは、この3つでした。

①ワンオペ営業は低リスク。でも一人ですべてを背負う覚悟が必要

②集客は営業前から考えておくべきだった

③立地選びは「駅前」だけで決めてはいけない

もちろん、お店のコンセプトや地域によって正解は変わります。

ただ、この3つは実際に僕が経験し、失敗や後悔を通して学んだことです。

もし今、飲食店の開業を考えている方がいるなら、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

そして、今回ご紹介した内容は、それぞれ1つの記事にできるほど奥が深いテーマです。 今後は、ワンオペ営業の実情や集客、立地選びなどについて、実体験を交えながらさらに詳しく発信していきたいと思います。

※現在、お店は営業を終了しています。

閉店した理由は「失敗したから」ではありません。娘との時間を大切にしたいという思いが強くなり、ライフスタイルを見直した結果、一つの区切りとして閉店を決断しました。

4年間の経営で得た経験を、このブログで少しずつ発信していきたいと思っています。

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