ウイスキー【山崎】その人気とうまい理由&種類を徹底解説!

どーもVOXです

『ジャパニーズウイスキー【山崎】ってなんでこんなに人気なの?』
『【山崎】ってどんなラインナップがあるの?』

こんな疑問にお答えします

【山崎】がどんな想いがあって造られたのか、なぜ美味しいのか、その背景を知るとより一層美味しく飲めると思います!

本記事の内容

・【山崎】について 
・【山崎】の魅力について
・【山崎の種類(ラインナップ)】について

本記事の信頼性

この記事を書いているVOXは
・ウイスキー検定2級
・ウイスキー歴10年以上
・カフェバーの店長歴7年

・小さなカフェバル経営中

【山崎】と言えばジャパニーズウイスキーでもトップクラスの人気、認知度のあるウイスキーですよね

ジャパニーズウイスキーが品薄になった要因の一つが【山崎】でもあります

では早速、そんなジャパニーズウイスキーの雄【山崎】を紹介していきます

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ジャパニーズシングルモルトウイスキー【山崎】

【山崎】はジャパニーズウイスキーで分類としてはシングルモルトウイスキーです

日本初のモルトウイスキー蒸留所「山崎蒸留所」で製造されています

山崎蒸留所自体は1923年に開設されていますが、ウイスキー【山崎】が誕生したのはそれから60年後の1984年です

この「60年」というのがウイスキー造りの難しさを表しているかのようで、重みがありますよね

因みに、ボトルに書かれている「山崎」の文字ですが、これは山崎の生みの親である佐治敬三が書いたものです

これ、よーく見ると「崎」に「寿」の文字が隠されています

これは、サントリーの前身である「寿屋」に対する想いと、ジャパニーズシングルモルトの門出を祝う粋な気持ちが込められているそうです

【山崎】の魅力と人気の理由

ここからは、【山崎】がなぜこれほどまでに人気があるのか、その魅力について解説していきます

山崎蒸留所

まず一つ目の理由は【山崎】が作られている「山崎蒸留所」です

美味しいウイスキーを造るうえで欠かせない要因の一つが「水」です

山崎という地は名水の里です。名水百選のひとつ離宮の水は、今もこんこんと湧きつづけています

茶人・千利休もこの山崎の水を愛し、秀吉のために茶室「待庵」を構えたほどです

僕も数年前に山崎蒸留所の見学に行ったとき、山崎の水割りを頂きましたが、後にも先にも水割りをここまで美味しく感じたのはこの時だけです

山崎蒸留所にある庭園

山崎は気候も好条件でした

桂川、宇治川、木津川が合流する地点にあり、辺り一帯を山に囲まれています
濃い霧がたちこめやすく、温暖かつ湿潤な気候は、ウイスキーの熟成にとってまさに好条件で、木樽の中で眠るウイスキーが、ゆっくりと熟成していくのにはもってこいの場所です

原酒のつくり分けと樽

【山崎】は山崎蒸留所で生まれたモルト原酒のみで造られたウイスキーです

しかし、そこには多彩につくり分けたさまざまな原酒が、絶妙なバランスで組み合わされています

だから山崎の味わいは奥深く、複雑なんですね

原酒のつくり分けは、発酵・蒸溜・貯蔵というウイスキーづくりの主要工程すべてを通して行われるそうです

そしてもう一つ、山崎のキーモルトとして欠かせないのが「ミズナラ樽」です

白檀(ビャクダン)、伽羅(キャラ)を想わせるその独特の香味は、いまや山崎にとって、引いてはジャパニーズウイスキーにとってなくてはならないものとなっています

シーバスリーガルにもミズナラ樽で熟成したラインナップがありますよね

今やジャパニーズウイスキーをも超えて世界に広がっているのが「ミズナラ」です

ブレンド(ヴァッティング)技術

最後は人の力です

ほんの少しでも配分が変わると全く別のウイスキーが出来る、とも言われるヴァッティング技術

ブレンダーの方々は、最高の味を捉えるために日々の健康管理は勿論、一日に百種類以上もの原酒をテイスティングし、百万樽を超える原酒の状態を把握し、それらのピークがいつかを見極め、未来に向けてどのような原酒が必要かを判断しています

ブレンダーのあらゆる技と経験が重なりあってはじめて、山崎ならではの深い味わいが生み出されるているんですね

因みに「ヴァッティング」とはモルトウイスキー同士を混ぜることです
「ブレンド」はモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜること、つまりブレンデッドウイスキーを造るときに使う技術ですね

山崎の種類(ラインナップ)

ここからは山崎の種類を紹介していきます

山崎は昨今の原酒不足により現行品がかなり少なくなっています。ノンエイジでさえ入手困難です

山崎

「山崎」はいわゆる「ノンエイジ」です

2012年に誕生した、通称「(新)山崎」
山崎10年の後継とも言えます

ワイン樽貯蔵モルトやミズナラ樽貯蔵モルトをはじめとする複数の原酒をヴァッティングした、華やかで甘く煌めくようなウイスキー

山崎12年

山崎の代表作と言われている「12年物」ですが、日本を代表するシングルモルトと言っても過言ではありません

酒齢12年以上のホワイトオーク・シェリー・ミズナラの3つの樽から厳選されたモルト原酒をヴァッティング

繊細で複雑、そして深みのある味わい。ウイスキー通も唸る一品

現在は原酒不足により価格はかなり高騰しています

山崎18年

奥行きのある、圧倒的な熟成感

酒齢18年以上のシェリー・ミズナラ樽原種を中心にヴァッティングし、シェリーバットの古樽で後熟した逸品

こちらも価格は高騰しています

山崎25年

複雑かつ重厚、円熟の深い余韻

伊勢志摩サミットで提供されたことでも有名ですよね

酒齢25年を超える長期熟成シェリー樽原酒のみを厳選

丁寧にヴァッティングしたスーパープレミアムウイスキー、限定品です

ここまでくると流石に僕も飲んだことありません、、、相当美味いんだろうな~

まとめ

今回は世界に誇るジャパニーズウイスキー【山崎】を紹介しました

山崎は日本ではもちろん、世界をも魅了するウイスキーです

山崎の人気の理由は①山崎蒸留所②原酒と樽③ブレンド技術

現行のラインナップは①山崎②山崎12年③山崎18年④山崎25年

入手困難ではありますが、是非一度「山崎」を味わってみてください!

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